「山なみ傾子」で下刈り作業を省力化、福島森林管理署白河支署が現地検討会で実証

福島県 林業機械

関東森林管理局の福島森林管理署白河支署(飯村善美支署長)は、3月11日に福島県白河市内の国有林で、ラジコン式下刈り作業機「山なみ傾子」を使った新たな作業システムに関する現地検討会を開催し、関係者ら約70人が参加した。

「山なみ傾子」は、福岡県うきは市の機械メーカー・(株)筑水キャニコムが開発した林業専用マシンで、遠隔操作によって下刈り作業を安全かつ効率的に行うことができる。ボタン1つで刈刃の正逆転を切り替えられるので、障害物を瞬時に避け、飛石などの飛散を防止できる。また、最低地上高が高いので、林地の凹凸や根株も容易に乗り越えることができ、クローラが左右に各200㎜(計400㎜)スライドすることで、上り下りだけでなく等高線方向の作業でも40度の傾斜まで対応できる。

急傾斜地で下刈り作業をする「山なみ傾子」

「山なみ傾子」のデモンストレーションを視察した参加者からは、「急傾斜地での下刈り作業を軽減できる」、「うちの現場でも試してみたい」などの感想が聞かれた。

飯村善美・白河支署長の話「人力による下刈り作業は、熱中症やハチ刺され、マダニ感染症などのリスクが高く、省力化・軽労化と安全性の向上を図ることが急務になっている。そのためには、コンテナ苗の特定苗木や大苗の植栽と、下刈り機械の導入による省力化という2つのアプローチを進めていく必要がある」

(2026年3月11日取材)

(トップ画像=遠隔操作中の「山なみ傾子」)

『林政ニュース』編集部

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