林野庁職員として森林・林業・木材に関わる漫画やイラストを精力的に描いてきた平田美紗子さん(北海道森林管理局総務企画部企画課経営企画係長、47歳)が2月2日付けで退職し、独立した作家として新たなスタートを切った。
北海道札幌市で生まれた平田さんは、豊かな自然の中で育ち、「子供の頃から絵を描くのが好きだった」という。地元の札幌南高校を卒業する際に美大を目指す道も頭をよぎったが、「絵は自分だけでも取り組める」と考え、北海道大学農学部林学科に進んだ後、2004年に林野庁に入庁。群馬・静岡両県内の国有林で森林官をつとめ、本庁でも広報室や林野図書資料館などで働きながら独自の作品を世に出し続け、「林業漫画」と呼ばれる作風を確立し、最近は生態系の要素も加味した「森林業漫画」へとバージョンアップさせている。

家公務員(国の役人)という肩書から離れ、「これからは地域密着でやっていきたい」と平田さんは言う。森林総合監理士の資格も持っており、「絵の描けるフォレスター」としても活躍の場が広がりそうだ。
これまでに生み出した漫画は400点以上、イラストを加えると、ゆうに1,000点は超える。プロの作家は何よりも“量産”が求められるが、平田さんは十分な“供給力”を備えており、持ち前の“一途さ”も魅力だ。北の大地で、さらにファンが増えるだろう。
(2026年2月2日取材)
(トップ画像=森林業漫画家の平田美紗子さん)
『林政ニュース』編集部
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