木造校舎の「陸前高田高等職業訓練校」が今春完成、「建築設計科」を新設

岩手県 木造非住宅 研修

東日本大震災で被災した岩手県の陸前高田市で、気仙大工の技と地域材を活かした木造校舎の建設工事が進んでいる。「陸前高田高等職業訓練校」の新校舎として今春に完成し、新訓練生を迎え入れる予定だ。

「陸前高田高等職業訓練校」の完成イメージ

同校は、1970年に木造2階建ての旧高田中学校を再利用して開校。陸前髙田職業訓練協会が運営主体となって、気仙大工の技術を受け継ぐ人材の育成を目的に、在来工法の継手・仕口の加工方法などを教えてきた。だが、震災の津波で校舎が流失し、2015年に市内の観光施設を借りて職業訓練を再開していた。

建設中の新校舎は、木造平屋建てで、床面積は約220m2。同市の中心部にあり、近くには建築家の隈研吾氏が設計し、気仙大工の技を取り入れた「陸前高田アムウェイハウス まちの縁側」もある。 同校では、新校舎の完成に併せて、4月から現行の「木造建築科」(訓練期間3年間)に加えて「建築設計科」(同2年間)を新設し、建築物の設計や製図なども学べるようにする。現在、入校希望の訓練生を募集している。問い合わせ等は、職業訓練協会(TEL:0192-55-3995)へ。

(2021年1月20日取材)

(トップ画像=1月20日に「陸前高田高等職業訓練校」の上棟式が行われた。屋根の上に縁起物の鶴亀を描いた「矢車」を乗せ、5色の旗を掲げる伝統的な儀式に則って、工事の安全と木造新校舎の早期完成を祈願した。)

『林政ニュース』編集部

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