最優秀賞に大屋根リングなどを選定─「ウッドデザイン賞2025」

全国 表彰

通算で11回目となる「ウッドデザイン賞2025」(日本ウッドデザイン協会主催)の最優秀賞を含む上位賞が11月10日に発表された。応募点数は327点で上位賞には31点が選ばれ、「2025日本国際博覧会 大屋根リング」など4点が最優秀賞(大臣賞)に輝いた。

また、昨年(2024年)まで設けていた大阪・関西万博特別賞の流れを汲み、日本の木の文化を海外へ発信する「日本の技・文化特別賞」を新設し、「Fat Wood Byobu/肥松の屏風」など3点を選定した(参照)。

審査委員長の赤池学・(株)ユニバーサルデザイン総合研究所長は、「これまでにも増して新たな木の時代の到来を予感させる作品が揃った」と講評で評価し、建築・空間分野における木材用途の拡大やプロダクツ分野におけるデザイン性の向上、コミュニケーション分野で提案された新たなビジネスモデルなどを今回の特徴にあげた。

今後、12月10日(水)から12日(金)まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「エコプロ2025」で受賞作品を展示し、12月10日に表彰式を行う。

(2025年11月10日取材)

(トップ画像=農林水産大臣賞に選ばれた「2025日本国際博覧会 大屋根リング」)

『林政ニュース』編集部

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