6回目となる「日本伐木チャンピオンシップ(JLC)」が10月18・19日に鳥取市の鳥取砂丘オアシス広場で開催され、来年(2026年)3月にスロベニアで行われる「第36回世界伐木チャンピオンシップ(WLC)」に出場する日本代表選手が決まった。
JLCは、2014年の第1回大会*1から昨年(2024年)の第5回大会*2まで青森県で開かれてきたが、初めて鳥取県に会場を移し、地方組織が運営するJLC公認の「第4回日本伐木チャンピオンシップ ㏌ 鳥取」*3として実施された。
今回には、24都道府県から参集した17歳から57歳までの78名が出場し、2日間にわたってチェーンソーの安全な操作技術を競った結果、プロフェッショナルクラスの1位に今井陽樹氏(群馬県)、ジュニアクラスの1位に山岡空氏(長野県)、レディースクラスの1位に武藤唯氏(福島県)が輝いた。
各クラスの頂点に立った今井・山岡・武藤の3氏に、プロフェッショナルクラス2位の高山亮介氏(長野県)と同3位の松村祐氏(長野県)を加えた計5名が第36回WLCに日本代表として派遣される。松村氏以外は、昨年行われた第35回WLCに続いての連続出場となる。
第36回WLCには世界の約20か国から100名以上の選手が参加する予定。なお、昨年9月に開催された第35回WLCでは、武藤唯氏がレディースクラスの総合3位、杉本和也氏(岐阜県)がプロフェッショナルクラスの総合6位に入るなど、日本チームとして過去最高の成績を残している*4。

(2025年10月19日取材)
(トップ画像=日本代表に選ばれた(左から)高山・武藤・今井・山岡・松村の各氏)
『林政ニュース』編集部
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