「ノーベル賞と合板は深い関係がある」─第51回合同賀詞交歓会に約500人が参集

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「ノーベル賞と合板は深い関係がある」─第51回合同賀詞交歓会に約500人が参集

合板関係者が一堂に会する「第51回新年合同賀詞交歓会」(東京都合板組合連合会主催)が1月7日に東京都港区の明治記念館で開催され、約500人が参加した。

主催者代表として挨拶した井上篤博・都合連理事長(日本合板工業組合連合会会長)は、「世界は分断が深まって武力衝突や戦争が続いている。今こそ恒久的な平和が求められる」と述べ、核兵器廃絶を訴えて続けてきた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が昨年(2024年)のノーベル平和賞を受賞したことをあげ、「長年にわたる実績が評価されたものであり、心から敬意を表したい」と賞賛した。関連して、ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルの父であるイマヌエル・ノーベル(建築家、発明家)がサンクトペテルブルクに在住していた1837年に合板をつくるロータリーレースを発明したエピソードを紹介。これで富を築いたことがノーベル賞の礎になったとし、「ノーベル賞と合板は深い関係がある」との見方を示した。また、「今日の日本においては、国産材を原料にして合板を生産している。伐って・使って・植えて・育てる、永遠の緑の資源循環と森林の再生のために、これからも国産材を主原料として使い続けていきたい」と意欲を語った。

その後、来賓として出席した青山豊久・林野庁長官、宿本尚吾・国土交通省大臣官房審議官、榎園弘・東京都産業労働局農林水産部長がそれぞれ祝辞を述べ、昨年度(2024年度)の東京都功労者表彰(産業振興功労)を受賞した青木慶一郎・日本合板商業組合東京支部副支部長(JKホールディングス(株)代表取締役社長)の音頭で乾杯を行った。

乾杯の発声をする青木慶一郎・日本合板商業組合東京支部副支部長

(2025年1月7日取材)

『林政ニュース』編集部

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