長野県の地域振興プロジェクト「木曽谷・伊那谷フォレストバレー」の取り組みの一環として、昨年(2025年)11月に伊那市内で独自色のある2つのイベントが行われた。
1つは、(株)やまとわが開いた「フォレストカレッジ」。オンライン講座と現地合宿を組み合わせるプログラムを用意し、11月7日のオンライン講座では雑誌『ソトコト』の編集長・指出一正氏が「自然と人との関係性のはじまり方」をテーマに講演。続いて、15~17日の現地合宿では、①伊那谷の森林内を歩きながら価値創出の思考を学ぶ「森で企てる」コースと、②木曽谷で特殊伐採材の活用や木工作体験を通じて実践的なノウハウを学ぶ「森でつくる」コースを体験した。
また、11月29・30日には、信州大学農学部とINADANI SEES(伊那谷シーズ、伊那市産学官連携拠点施設)を会場にして「FOSS4G SHINSHU 2025」が実施された。FOSS4G(フォスフォージー)とは、Free and Open Source Software for Geospatialの略。誰もが自由に入手・修正できる地理空間ソフトウェアを利用・開発するイベントで、全国から約100名の関係者が参加した。基調講演は、共催団体であるOSGeo日本支部の岩崎恒典氏(鳥取大学農学部教授)が行った。11月29日の発表資料と動画は、FOSS4G SHINSHUのウェブサイトで公開されている。

(2026年1月6日取材)
(トップ画像=「フォレストカレッジ」への参加者 )
『林政ニュース』編集部
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