嶺北森林管理署(高知県高知市)は、小学生向けの教材「高知の自然!大発見すごろく」を新たに制作し、1月16日に行われた今年度(2024年度)の「四国森林・林業研究発表会」で四国森林管理局長賞最優秀賞を受賞した。
「すごろく」は、高知県を模した形をしており、各地域の特徴的な森林や山の様子を手書きイラストで描いたマスを辿りながら、自然に関わる民話や豆知識なども学べるようになっている。
開発過程では、管内の小学校で4年生を対象にした森林教室を実施し、実際に「すごろく」で遊んでもらいながら意見や感想を聞き、表現方法や文字量などを調整して完成版に仕上げた。
同署の担当者は、「県内のどこに住んでいても『すごろく』を通じて森林や自然のイメージが湧き、興味をもてるようにした。これから広報・普及活動に力を入れていきたい」と話している。
(2025年1月16日取材)

『林政ニュース』編集部
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