3市町連携の「南予森林アカデミー」が“開校”、1期生4名が研修スタート

愛媛県 人の動き 研修

愛媛県鬼北町の南予森林管理推進センター(センター長=岡原文彰・宇和島市長)は、4月12日に「南予森林アカデミー」を“開校”した。事業主体である同センターは、宇和島市、松野町、鬼北町の3市町が連携して運営しており、複数の自治体がタイアップして設立した林業大学校(林業の担い手養成機関)は全国で初めてとなる。

同アカデミーの総研修日数は213日。カリキュラムの前半では基礎的技術の習得に重点を置き、後半では県内の事業者や林家のもとでインターンシップ研修を行う。併せて、愛媛大学の協力を得て林業経営などに関する知見も学べるようにして、南予地域で即戦力となる人材の育成を目指す。

第1期生として“入学”した研修生は30歳代から60歳代の4名。林業への転職希望や所有林の整備など様々な動機を持って研修活動をスタートさせた。

なお、研修修了後に林業事業体などに就職した場合のフォローアップ的トレーニングについては、同県林業研究センターの研修課が担当することにしている。

(2022年4月12日取材)

(トップ画像=開講式では研修生に赤いヘルメットが贈られた)

『林政ニュース』編集部

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