11月11日に第2次石破内閣が発足し、衆議院選挙で落選した小里泰弘・前農林水産大臣*1*2の後任には、元農相の江藤拓氏(衆議院議員、宮崎2区、64歳)が起用された。
2度目の入閣となった江藤農相は、12日に就任記者会見を行い、当面の抱負などを語った。
林政に関しては、「木を植えても30年、40年先にしか金にならない。(苗木が)シカに食われたりもする。そういったことを考えると、予算を当然増やす必要がある」との認識を示し、「私の選挙区は山ばかりで、中山間地域は農業、林業、特用林産物、公共事業など様々なものから収入を得ており、林業は柱である。外国人材の活用も含めて山の活性化に力を入れたい」と述べた。さらに、「グランドデザインは描けるのに、予算がないからできないというのはとても残念。ぜひ予算を増額した上で、林業政策もしっかりやりたい」と強調した。
(2024年11月12日取材)
(トップ画像=抱負を述べる江藤拓農相、望月秀敬撮影)
『林政ニュース』編集部
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