全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会(東京都文京区)は、5月21日に通常総会を行った。今年1月に前会長の松尾和俊氏*1が死去し、会長ポストが空席となっていたが、会長代理をつとめてきた山下光明氏(76歳)が会長に選任された。山下氏は、関西学院大学を卒業し、ツキ板メーカーの恩加島木材工業(株)(大阪府大阪市)で広葉樹材の高付加価値化などに取り組んでおり、現在も会長職にある。また、大阪府木連の副会長なども兼務している。
会長就任の挨拶に立った山下氏は、松尾前会長の死を悼み、関係者への謝辞を述べた上で、「我々ツキ板業界は、長引く円安、コスト高で正念場を迎えている。ツキ板の素晴らしさを実感していただくための新たな工夫や情報発信、ニーズに即した商品開発などに取り組んでいかなければならない」と決意を語った。
(2024年5月21日取材)
『林政ニュース』編集部
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