“音”と“森”をつなぐ初代「みどりの大使」上村さや香さん【挑む人】

東京都 イベント・祭事

2023年の「ミス日本コンテスト」で初代「みどりの大使」に選ばれたシンガーソングライターの上村さや香さんが、大使を卒業した後も“音”と“森”をつなげる独自の活動を広げている。

上村さんは、日本大学藝術学部音楽学科の助教という肩書も持っており、3月8日には東京都練馬区の同大学江古田キャンパスで、ヤマハ(株)(静岡県浜松市)との共同ワークショップ「国産材でつくるカスタネット〜森林循環を音で学ぶ」を開催した(国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」助成事業)。参加者は、能登ヒバやイタヤカエデ、ナラなどを使ってカスタネットづくりを体験。上村さんは、樹種によって音色や響きが異なることなどを説明しながら、多様な森林を育てて持続的に利用していく重要性を訴え、締め括りに新曲「森がくれたおと」を全員で合奏した。

「みどりの大使」時代の上村さんは、2〜3日に1度は森林を訪れる生活を続け、石川県木材産業振興協会(石川県金沢市)から「能登ヒバアンバサダー」に任命され*1、林業応援ソング「森で愛ましょう」を25道県以上で披露してきた*2。並行して、音楽と森林や木材の関わりについて研究を進め、成果をまとめた論文が認められて、2024年4月に日本大学の助教に任命された。本人も「まさか」という展開だったという。

現在もシンガーソングライターとして、楽曲提供や新曲のリリースを続けており、「森の魅力を音楽を通して伝え続けることが私の使命」と前を見据えている。

自作のカスタネットを手にする上村さや香さん

(2026年3月8日取材)

(トップ画像=オリジナルソング「森がくれたおと」を全員で奏でた)

『林政ニュース』編集部

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