辻一幸・早川町長が11選達成、現職首長最多選記録を更新

山梨県

山梨県早川町長の辻一幸氏(80歳)が現職首長としては最多となる11回連続の当選を果たした。10月20日に告示された同町の町長選に立候補して無投票で当選し、4年前に自らつくった最多選記録を更新した。

同町は、今年1月1日時点の人口が1,040人と全国の町で最少となっている。辻氏は、「森林・林業の活性化なくして地域の振興はない」を持論とし、早くから森林環境税の創設などを訴えてきた。

その願いが叶い、昨年度(2019年度)から森林環境譲与税の先行配分が始まった。「愛郷無限の精神が通じた」と話す辻氏は、11選達成を踏まえ、「町民の皆さんからもう1期やれと言っていただいた。健康に留意して全力で取り組みたい」と意欲を隠さない。

なお、辻氏は、県森林協会の会長や森林審議会の会長などの要職もこなしている。

(2020年10月20日取材)

『林政ニュース』編集部

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