ソーチェーン目立ての名人・永戸氏の至芸が甦る研修会開催

中国地方 岡山県 人の動き 研修

ソーチェーン目立ての名人・永戸氏の至芸が甦る研修会開催

ソーチェーン目立ての名人として国内外で活躍した故永戸太郎氏*1*2*3の技術を学ぶ「緑の雇用」フォレストワーカーの伐木研修会が6月1日から4日まで(土日を除く3日間)、岡山県の津山市で開催された(岡山県森林組合連合会と林業・木材製造業労働災害防止協会岡山県支部の共催)。

「目立てで世界を制した男」とも呼ばれた永戸氏は、旧北見営林局に勤務し、創意工夫を重ねて独自の目立て技術を確立。永戸氏が手がけたチェーンソーは、力を入れなくても切れると評判になり、各地に出向いて技術指導を行った後、2005年に死去した。

6月2日の伐木研修会では、林野庁森林技術総合研修所林業機械化センター(群馬県沼田市)が所蔵しているDVD『ソーチェーンの正しい目立て』を上映。永戸氏の至芸に研修生の目が釘付けになる場面が何度もあり、終了後のアンケート調査でも高い評価を得た。

伐木研修会での上映を企画したのは、元林野庁職員で福利厚生室長などをつとめた竹花祐治氏*4。竹花氏は、6月22日に津山市森林組合長に選任されており、「これからも永戸氏が残したDVDを活用しながら実践的な目立て技術を普及していきたい」と話している。

(トップ画像=目立て技術の神髄を映像で学んだ)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしていきます。

この記事はフリー会員記事(535文字)です。
フリー会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。