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埼玉県の秩父地域森林林業活性化協議会（秩父市熊木町、事務局＝秩父市農林部森づくり課）は、地場産の間伐材を使った「名刺台紙」（秩父の森ペーパー）を１月23日に発売した。
同協議会と木になる紙ネットワーク（東京都文京区）が連携して、秩父広域森林組合が同市小鹿野町で伐出したスギを使って製品化した。間伐材15％、古紙パルプ75％などを配合したグリーン購入法適合商品で、A4サイズ（縦型、横型）１枚につき10枚分の名刺をプリントできる。価格は、10枚入りが990円、1箱（110枚入り）が9.900円。秩父じばさん商店（同市宮側町）で取り扱っている。
この名刺台紙は、昨年（2024年）末から秩父市の職員が使用する全国植樹祭PR用の名刺に用いており、横瀬・小鹿野・皆野・長瀞の４町などにも配布して活用を呼びかけていく方針。
また、秩父地域の１市４町は、昨年（2024年）10月12日に東京都足立区と防災協定及び治水協定を締結しており、防災意識を高める取り組みの一環として、同区の小学生に配布する間伐材製鉛筆の紙袋にも「木になる紙」を使うことにしている。
同市の担当者は、「今後は民間事業者の間で流通できるような取り組みを進めていきたい」としている。
（2025年１月23日取材）
（トップ画像＝秩父産間伐材配合を使った名刺台紙）
『林政ニュース』編集部
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