北海道が労働力確保計画でパブコメ、新規参入者倍増目指す

北海道は、第6期「北海道における林業労働力の確保の促進に関する基本計画」に関するパブリックコメント(道民からの意見募集)を8月7日(月)まで行っている。第6期計画は、2022年度から2026年度までの5年間を計画期間とし、昨年(2022年)3月末に策定・公表した。その後、昨年10月に国(林野庁)が新しい「林業労働力の確保の促進に関する基本方針」を定めたことを受け、新たに再造林の推進や多様な人材の確保・育成、多能工化の促進、外国人材の適正な受け入れなどに関する記述を追加した。

道では、2020年4月に「北海道立北の森づくり専門学院」(略称:北森カレッジ)が開校し、「オール北海道」で人づくりに取り組む体制をとっている。第6期計画でも、このスキームによって人材育成や作業環境の改善を進めるとした上で、2031年度に向けた数値目標も設定。新規参入者数を現状の倍にあたる1,600人に増やすほか、高性能林業機械等による伐倒の割合を37%から50%に引き上げ、素材生産性(1人1日当たり)は9.1m3から13m3にアップさせることを目指している。

(2023年8月1日取材)

『林政ニュース』編集部

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