第3回「福島県の再造林を考えるシンポジウム」に130名参加

福島県 造林・育林

福島県内の関係団体で構成する「福島県の再造林を考える会」(会長=佐川広興・協和木材(株)社長)は、10月23日に福島市内で3回目となる「福島県の再造林推進を考えるシンポジウム」を開催し、130名が参加した。同シンポジウムは2023年度から毎年度実施しており、累計参加者は500名に達した。

累計参加者が500名に、大苗の活用などを紹介

10月23日のシンポジウムでは、森林総合研究所関西支所の倉本惠生・地域研究監が「花粉症対策と林業のこれから〜福島県の林業への期待」をテーマに基調講演を行った後、福島県林業研究センターの小野武彦氏が特定母樹による種子生産状況を報告し、ミニチュア採種園の整備やスギ苗木生産の現状なども説明した。

関連して、協同組合ウエル造林の肥沼直輝氏がモデル試験地での下刈り省力化に向けた大苗活用のメリットについて解説した。このほか、(株)サンライフの水野喜文氏が新しい林業モデル実証事業を、遠野興産(株)の新田勇紀氏がNEDO事業によるコウヨウザンの植栽事例について報告した。

(2025年10月23日取材)

(トップ画像=会場内には大苗のサンプルなどを展示した)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事はフリー会員記事(509文字)です。
フリー会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。