青森の大型ねぶたに初めて県産材を使用、市など4者が協定締結

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青森の大型ねぶたに初めて県産材を使用、市など4者が協定締結

青森県青森市で8月2日(土)から7日(木)まで開催される「青森ねぶた祭」で練り歩く大型ねぶたの骨組みや台座などに初めて青森県産材が使用される。同市(西秀記市長)と青森ねぶた運行団体協議会(山内誠会長)、青森ねぶた制作者(竹浪比呂央(第7代ねぶた名人)代表)、県木材協同組合(島英樹理事長)の4者が4月18日に青森市役所で「地域材利用促進協定」を締結し、県産材を活用していくことで合意した。これまで大型ねぶたの骨組みや台座には輸入材のベイマツ等が使われてきたが、県産のスギなどに切り替えることで、地産地消や環境保全への貢献を図る。

同協定に即して、4者は、大型ねぶた1台当たり0.3m3以上の県産材を利用するための体制づくりを進めていく。使用する県産材はクリーンウッド法に基づく合法木材とし、県木材協同組合が中心となって供給体制を整備する。市は、利用可能な補助事業等の情報提供や木材利用に関する相談窓口の設置、専門家の紹介などを通じて取り組みを支援していく。  

協定の有効期間は2028年3月31日までとしているが、特段の事情が生じない限り自動更新する。

(2025年4月18日取材)

(トップ画像=協定書を手にする(左から)竹浪、山内、西、島の各氏)

『林政ニュース』編集部

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