長谷工コーポレーションがウッドフレンズを完全子会社化へ、木造建築などを強化

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長谷工コーポレーションがウッドフレンズを完全子会社化へ、木造建築などを強化

総合建設業の(株)長谷工コーポレーション(東京都港区)は、東海地方で国産材を使った戸建住宅の建設・販売や森林整備、不動産事業などを行っている(株)ウッドフレンズ(愛知県名古屋市)にTOB(株式公開買い付け)を実施すると4月10日に発表した。約25億円を投じて完全子会社化し、木造と鉄骨造によるハイブリッドマンションなどの供給力強化を目指す。

ウッドフレンズは、戸建住宅の販売などで苦戦しており、過剰在庫を抱え、生産調整を余儀なくされている。長谷工からのTOBには賛同すると表明しており、長谷工が全株式を取得した後、ウッドフレンズは上場廃止となる見通し。  

長谷工は、ウッドフレンズが掲げてきた「木質資源カスケード事業」の推進を高く評価しており、傘下に収めた後は、①商品ラインナップの拡充、②用地情報の共有による取引の活性化、③東海圏での事業拡大、④戸建住宅以外の建築物へ国産木質材の応用──などに取り組むとしている。

(2025年4月10日取材)

『林政ニュース』編集部

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