「森林(もり)を活かす都市(まち)の木造化推進議連」会長に吉野正芳氏

全国 建設 木造非住宅

自民党の有志議員は、4月18日に「森林を活かす都市の木造化推進議員連盟」の設立総会を開催した。会長に吉野正芳氏、幹事長に金子恭之氏、事務局長に小島敏文氏が選任され、規約などを定めて本格的な活動をスタートさせた。同議連には発足時点で60名以上の衆参国会議員が参加しており、さらに会員の拡大を図る方針。全国木材組合連合会など中央団体も5月13日に「森林(もり)を活かす都市(まち)の木造化推進協議会」を立ち上げて連携体制を整えた。

設立にあたって吉野会長は、「川上・川中・川下までを網羅した議員連盟をつくろうと呼びかけたところ多くの方々に賛同いただいた。都市に木造の建物をいっぱい造ることで気候変動による被害を抑えることができる。これは人類的な課題だと考えている」と挨拶。また、金子幹事長は、「国内の人工林が利用期を迎える中で、需要をどう広げていくかが大きな課題だ」と述べた。

同議連は、5~6月に2回程度会合を重ねて、中高層・大規模木造建築物の普及状況を中心に検討し、参院選後の9月から現地視察なども行って、来年度(2020年度)政府予算への要望事項をまとめることにしている。

(2019年5月13日取材)

(トップ画像=「森林を活かす都市の木造化推進議員連盟」の設立総会で挨拶をする吉野会長(左)と金子幹事長)

『林政ニュース』編集部

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