どこでも誰でも木質空間をつくれるユニット「つな木」のさらなる普及を目指す有志の会「つな木CLUB」が昨年(2024年)12月19日に発足した。
「つな木」は、(株)日建設計(東京都千代田区)のNikken Wood Labと三進金属工業(株)(大阪府忠岡町)が共同開発した。45mm角の一般流通材と専用のクランプ(接合金具)からなり、テーブルやベンチのほか、ポップアップショップやイベントスペースなど様々な木質空間をスピーディに構築できる。
「つな木」をリリースしてから約3年が経過し、全国各地の木材業者らとの連携が広がってきている。この流れをさらに強めるために、(株)長谷川萬治(東京都江東区)が中心メンバーに加わって、「つな木」の活用事例やノウハウの共有化などを進めていく。会費は無料。担当者は、「ゆるいつながりで地域材活用のムーブメントを高めたい」と話している。
発足時点の参画企業は、次のとおり。日建設計▽三進金属工業▽(有)阿部製材所▽(株)大之木ダイモ▽三祐木材(株)▽菅沼木材▽長谷川萬治商店▽西尾レントオール(株)▽かねひさ木材(株)▽江間忠木材(株)▽(株)篠原商店▽(株)もちひこ
(2024年12月19日取材)
(トップ画像=「つな木CLUB」のメンバー)

『林政ニュース』編集部
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