木造ビルのハードルを下げる「コレモク」スタート!【突撃レポート】

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木造ビルのハードルを下げる「コレモク」スタート!【突撃レポート】

高知市街から観光名所の桂浜に向かうと、やがて製材工場や木材市場、木質バイオマス発電所などが立ち並ぶ一帯に入る。その一角に今春、一風変わった木造ビルが完成した。その名は「コレモク(KOREMOKU)」。コレモクとは「これからの木造建築」を意味し、その第1号として建設された2階建て事務所には、木造・木質化を手軽に進めるための様々な工夫やアイディアが詰め込まれている。完成以降、視察が絶えない注目物件が秘める可能性をレポートする。

スターターキットとして「Amazonで買えるようにしたい」

「いずれはAmazonアマゾン)でポチッと買えるようにしたいんですよね」──コレモクの仕掛人の1人であるReegleリーグル)(株)(高知市)の代表取締役・北添幸誠氏(39歳)はサラリと口にした。

コレモクは、高知県産のスギ・ヒノキを使った大断面集成材で建てる木造ビルの「高知モデル」として開発された。だが、あえて「高知」の名は冠していない。それは、「もっと広い範囲で木を普及していきたいから」(北添氏)だ。

北添幸誠・Reegle社長(北添建築研究室代表、1級建築士)

『林政ニュース』編集部

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