宮崎県と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、(株)リコー、宮崎ゴルフ(株)、耳川広域森林組合の5者は、10月31日に都市の木造化推進法(改正木材利用促進法)に基づく建築物木材利用促進協定を締結した。同協定が同県で取り交わされたのは初めて。

同協定を踏まえて、11月24日に宮崎市の宮崎カントリークラブで開幕する「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」において、県産のスギを使った木製観戦スタンドを初めて設置する。同スタンドには、県産スギを丸太換算で500本分使用し、補強用の金物を一部で使う以外はオール木製とする。1番ホールと18番ホール及び練習場に計約1,080人分を設置し、来年以降も使用していく方針。
JLPGAでは、木製観戦スタンドの導入を契機にして、木材利用を進めていくことにしており、クラブハウスや関連施設の木造・木質化や、植樹イベントの開催などを計画している。
(2022年10月31日取材)
(トップ画像=木製観戦スタンドの完成イメージ)

『林政ニュース』編集部
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