(株)アドイン研究所(東京都千代田区、佐々木浩二社長)は、スマートグラス(メガネ型端末)を活用して林内での作業や調査などをサポートする「OWL-ARナビゲーション」の販売を1月末から始める。
同製品は、拡張現実(Augmented Reality)の技術を用いており、レンズ上にデジタル情報を表示できるスマートグラスとスマートフォン、センサー付きの専用端末からなる。
昨年(2022年)2月に東京都青梅市内の山林で実証事業を行って以降、約1年間をかけてバージョンアップを重ね、レンズ上に表示する情報を使用シーンに応じて絞り込むなど改善を図ってきた。
同社の塩沢恵子・製品サービス部長は、「スマートグラス市場は発展途上であり、より装着しやすく安価な製品が発表されれば取り入れていきたい。使用者からは手がふさがらずに快適に作業できるとの反響が寄せられている」と話している。
同製品は、すでに栃木県と山口県の2か所で導入が決まっている。
(2023年1月15日取材)
(トップ画像=ハンディな専用端末に様々なデータを収納している)
『林政ニュース』編集部
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