文化庁は、3月19日付けで「ふるさと文化財の森」を新たに4か所設定し、林業関係から「西会津のキリ林」(福島県西会津町)*1と「阿蘇南郷檜の森」(熊本県高森町・山都町*2)が選定された。
「ふるさと文化財の森」の設定は、文化財建造物の修理に使用する木材や檜皮、茅、漆などの資材確保と技能者の育成を目的に2006年から行われている。西会津のキリ林(2.09ha)は齊藤桐材店、阿蘇南郷檜の森(3.8ha)は個人2名が申請した。
これで「ふるさと文化財の森」は合計92か所となり、内訳は、檜皮が31、木材が25、茅が23、漆が8、その他が5となっている。
(2024年3月20日取材)
(トップ画像=3月19日に文化庁京都庁舎で設定書交付式を行った)
『林政ニュース』編集部
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